24分間の死闘再び!男子66キロ級決勝は阿部一VS丸山 柔道世界選手権

[ 2022年10月7日 19:34 ]

柔道世界選手権第2日 ( 2022年10月7日    ウズベキスタン・タシケント )

男子66㌔級準々決勝 イタリア選手(奥)と対戦する阿部一二三=タシケント(共同) 
Photo By 共同

 男子66キロ級で東京五輪金メダリストの阿部一二三(25=パーク24)と大会2連覇中の丸山城志郎(29=ミキハウス)がそろって決勝まで勝ち上がり、日本時間午後9時以降に行われる決勝での直接対決が決まった。両者の通算対戦成績は阿部の5勝4敗(20年12月の五輪代表決定戦を含む)。最近3試合は阿部が3連勝中。

 2回戦から登場した阿部は3試合連続で一本勝ち。モルドバ選手と対戦した準決勝は、一旦は一本と判定されるほど豪快な体落としで技ありを奪い、危なげなく決勝に勝ち上がった。

 一方の丸山はノーシードのため1回戦から登場。初戦は先に指導を取られるなどエンジンの掛かりの遅さが心配されたが、順当に勝利。準々決勝では東京五輪銀メダルのマルグベラシビリ(ジョージア)から鮮やかな内股で一本を奪うなど、5試合オール一本勝ちで決勝進出を決めた。

 東京五輪の1年延期の影響で、今年の世界選手権は24年パリ五輪代表争いでも非常に重要な意味を持つ。阿部がリードを広げるか、それとも丸山が肩を並べるか。世界の柔道界も注目する頂上対決が再び実現する。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月7日のニュース