馬場咲希がけん引 「うれし過ぎました」東京代表がゴルフ競技初の団体優勝 とちぎ国体

[ 2022年10月7日 20:27 ]

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」 ゴルフ競技会・女子 ( 2022年10月7日    栃木 塩原CC(6380ヤード、パー72) )

団体優勝し、笑顔で記念撮影をする(左から)茶木、馬場、上田、森口監督(撮影・藤山 由理)
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 最終ラウンドが行われ、馬場咲希(17=代々木高2年)がチームトップの通算2アンダー、142で東京代表をけん引し、上田澪空(17=共立女二高2年)、茶木詩央(17=共立女二高2年)とともに男女通じて初の団体優勝を飾った。馬場は個人戦では4打差3位から3バーディー、3ボギーの72で回り4位だった。

 逆転での団体優勝に馬場は「うれし過ぎました」と満面の笑み。目標とした60台は出せなかったが、小学生の頃から一緒に練習してきた仲間とのタイトルを何よりも喜んだ。「昔から練習してきた3人。勝因はチーム力です」と胸を張った。

 前夜、チーム3人で話し合った。「3打差だからみんなでいいスコアを出せば、全然いけるね」。冷たい雨が降る中、ティーショットが荒れるなど後半1、5番でボギーを叩き、一時はこの日1オーバーまで後退。それでも「ガタガタ落ちていくかなと思ったけど、何とか耐えられた」と気持ちを切らさず、8番でバーディーを奪いイーブンに戻した。

 茶木は第1日は74で36位発進となり、「2人が凄く頑張ってくれた。足を引っ張ってしまったので、頑張らなきゃ」と臨んだ最終日に69をマークして通算1アンダーの6位。「いいスコアで回れて良かった。優勝できてうれしいです」と声を弾ませた。JGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームの一員でもある上田は73で回り通算1オーバーの10位。「個人的にはあまり活躍できなかったので、また次の国体にチャンスがあれば今回の悔しさを生かして、もっと上にいきたい」と個人戦を振り返りつつ、「このチームで優勝したかったので、優勝できてうれしいです」と団体Vを喜んだ。

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2022年10月7日のニュース