車いすテニス 16歳小田 国枝との決勝へ「勝つ可能性は以前よりかなり高い」

[ 2022年10月7日 19:09 ]

男子テニス楽天オープン第5日 ( 2022年10月7日    東京・有明テニスの森公園 )

小田凱人
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 車いすの部シングルス準決勝で、世界ランキング5位の小田凱人(16=東海理化)が世界55位の高野頌吾(19=かんぽ生命)に6―0、6―0で快勝した。21年4月に史上最年少の14歳11カ月でジュニア世界1位に輝いた逸材。今年4月にプロ転向し、4大大会デビューした全仏オープンで4強入りを果たした。

 8日の決勝では世界2位の国枝慎吾(38=ユニクロ)と対戦する。過去3戦全敗で1セットも取れていないが「今までの試合から学んで、どういうプレーが必要かを考えて対策している。自分のテニスのレベルは上がっていると自信を持って言える。勝つ可能性は以前よりかなり高いと思っている。しっかり食べて、寝れば大丈夫だと思います」と力を込めた。

 国枝からも「彼の存在が刺激になるのは確か」と認められている。舞台は有観客のセンターコート。4大大会通算28勝を誇るキングと、将来の車いすテニス界を担う若手の対決が注目される。

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2022年10月7日のニュース