北勝富士　同期の翔猿と3敗対決制す「しっかり見て落ち着いて」

大相撲秋場所13日目 （ 2022年9月23日    両国国技館 ）

＜秋場所13日目＞翔猿（手前）を突き落としで下す北勝富士（撮影・藤山　由理）
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　優勝圏内へ生き残りを懸けた3敗対決は北勝富士が制した。立ち合い当たった瞬間、翔猿の頭が下がっていたのを見逃さず、すぐに左突き落とし。「中に入らせないようにしっかり見て落ち着いていきました」。立ち合い変化で敗れた前日の反省を生かし、冷静な対応を見せた。

　翔猿とは埼玉栄高相撲部の同期で、全国大会の個人戦決勝を戦ったこともある。「高校から一緒にしのぎを削ってきた相手なので負けたくない」と意識するライバルを、優勝争いに関わる大事な一番で退けた。残り2日。「力を抜いて気楽に」と平常心で首位の玉鷲を追っていく。