山本草太がV3 4回転フリップ転倒も収穫「挑戦したい思いで臨めた」

[ 2022年9月24日 21:49 ]

フィギュアスケート中部選手権第2日 ( 2022年9月24日    名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー )

<2022中部フィギュアスケート選手権>男子フリー演技をフィニッシュする山本草太(撮影・長久保 豊)
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 男子では、SP首位の山本草太(中京大)がフリートップの159・68点、合計253・80点で3連覇を達成した。冒頭に挑んだ大技4回転フリップは転倒したが、4回転サルコーやトーループの4回転―2回転などを決めて演技をまとめた。岩野颯太(邦和SC)が合計117・50点で2位、和田龍京(中京大)が合計96・79点で3位だった。

 山本はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」の調べに乗り、4回転3種4本の高難度構成に初チャレンジ。「今回の試合は挑戦したい思いで臨めた。しっかりフリップを挑戦できたのは収穫になった。前半まとめられた。後半のトーループも悪くなかった」と振り返った。

 今後の4回転フリップ挑戦については「確率が上がったら入れる」と言う一方で「無理しなくてもいいかなと。4回転3本でまとめた方が他のジャンプもスピン、ステップも表現できる。十分、高得点を狙える」と分析した。

 フリーについては「(鈴木)明子さんが彫刻のようなポージングをイメージして振り付けてくれた。高難度ジャンプを入れると、その色味が薄くなる。もっと濃い色を出したい」とも語り「自分に合った曲調で、世界観をもっと濃く表現したい」と前向きに語った。

 来月から始まるGPシリーズには第3戦フランス杯と第5戦NHK杯にエントリー。「GPシリーズで表彰台を目指して、挑んでいけたら。最終的には全日本も目標。最後までプログラムを磨いていけたら」と青写真を描いた。

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