SP56・69点の紀平梨花「見慣れない数字だったのでガックシ」も「次につながる演技」525日ぶり復帰

[ 2022年9月24日 19:07 ]

フィギュアスケート中部選手権第2日 ( 2022年9月24日    名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー )

<中部選手権女子SP>演技する紀平梨花(撮影・長久保 豊)
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 女子SPが行われ、19、20年全日本選手権連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)は56・69点で6位だった。昨季全休で全日本選手権出場のシード権がないためブロック大会に登場。21年4月17日の世界国別対抗戦(大阪)以来525日ぶりとなる実戦のリンク。演技後は硬い表情のままだったが、拍手を受けると少しだけ表情が緩んだ。

 2回転半、3回転サルコー―2回転トーループ、3回転トーループを着氷。公認の自己ベスト83・97点を持つだけに「見慣れない数字だったのでガックシきた」と苦笑いで振り返りつつ「内容はベストではなかったけど、大きなミスなく終えられたので、次につながる演技だった」と話した。

 昨年7月に発症した右距骨疲労骨折は完治しておらず、今も向き合い続ける日々。3回転ジャンプを再開させたのは1週間前で、前日も患部に痛みが出た。棄権も考えたが、「全日本を捨てるのはちょっと無理、と思って出た。全日本で上位に入り、世界選手権や四大陸選手権で早く復帰したい」とし「完治させて自信を持って試合に臨むのが夢」と話した。

 「タイタニック」のフリーに向けては「ここから悪化しないように2日間だけ乗り切りたい」とし「無事、安全に悪化せずに終われることが目標」と話した。

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