栃武蔵が十両優勝 新十両Vは友風以来4年ぶり 北青鵬の敗戦で決まり複雑な表情

[ 2022年9月24日 16:16 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2022年9月24日    東京・両国国技館 )

<秋場所14日目>栃武藏(右)を押し出しで破った熱海富士(撮影・郡司 修)
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 新十両の栃武蔵(23=春日野部屋)の優勝が決まった。4敗の北青鵬(20=宮城野部屋)が荒篤山に敗れ、後続と3差がついたため、この時点で優勝が決定。その後、熱海富士(20=伊勢ケ浜部屋)との取組では押し出しで敗れた。

 優勝を決めても「うれしい気持ちと、今日負けてしまって反省しないといけない」と複雑な表情。「立ち合い少し遅れて先に攻め込まれたのが敗因」と熱海富士に一気に押し出された一番を振り返った。この日は、母親と入間少年相撲クラブの恩師である西澤正夫さんが応援に駆け付けていた。「勝って見せたかったんですけど、しょうがないですね」。悔しい優勝となった。

 新十両力士の優勝は18年九州場所の友風以来約4年ぶり。直近10年で達成したのは他に遠藤、照ノ富士、逸ノ城、御嶽海と、そうそうたる顔ぶれ。それについては「あまり深く考えてないです」と実感はないようだった。ここまで常に「一番一番集中」と優勝を意識せずに勝ち星を積み重ねてきた。千秋楽へ向けても「変わらず一番一番集中」と最後まで平常心を貫く構えを示した。

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2022年9月24日のニュース