【陸上】多田修平が10秒29でV「心にぽっかりと穴が…」世界陸上切符逃して奮起

[ 2022年9月24日 17:08 ]

陸上・全日本実業団対抗陸上選手権第2日 ( 2022年9月24日    長良川競技場 )

100メートルを制した後、戦った相手と握手する多田(左)
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 男子100メートル決勝が行われ、多田修平(住友電工)が10秒29をマークして優勝した。

 予選は2組3着となり、タイムで拾われる形で勝ち進んだ決勝。追い風0・9メートルのコンディションの中、最も速いリアクションタイムで得意のスタートを決める。その後も加速し、トップでゴールを駆け抜けた。

 「タイムは納得できないけど、久しぶりの全国大会で優勝できてホッとしている」

 今季は左太腿を肉離れした影響もあり、6月の日本選手権では準決勝で敗退。世界選手権の切符を逃した。

 「(世界選手権は)応援する気持ち半分、悔しさ半分。自分が出られなくて悔しい思いがあった。(心に)ぽっかりと穴が空いたような気持ちになっていた」

 日本選手権後には右ふくらはぎの肉離れも負いながら、悔しさを糧に自分と向き合い、練習を重ねてきた多田。「(日本に)速い選手が多くなって陸上が盛り上がっているし、自分も負けていられない」と言葉に力を込めた。

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2022年9月24日のニュース