525日ぶり実戦復帰の紀平梨花、中部選手権SPで56・69点、構成落として3回転半は回避

[ 2022年9月24日 18:27 ]

フィギュアスケート中部選手権第2日 ( 2022年9月24日    名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー )

<中部選手権女子SP>演技を終えた紀平梨花(撮影・長久保 豊)
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 女子ショートプログラム(SP)が行われ、19、20年全日本選手権連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)は56・69点だった。昨季全休で全日本選手権出場のシード権がないためブロック大会に登場。「The Fire Within」を演じきり、21年4月17日の世界国別対抗戦(大阪)以来525日ぶりに実戦のリンクに戻ってきた。

 昨年7月に右距骨疲労骨折を発症し、昨季のGPシリーズを欠場。北京五輪の最終選考会を兼ねた昨年12月の全日本選手権も出られず、自身初の五輪出場はならなかった。それでも、日本勢の活躍に「勇気をもらった」とモチベーションに変えて復帰に向けて準備。「いろんなことがあったからこそ成長できたなと凄く感じている」と経験をプラスに捉えていた。

 まだ患部は万全ではなく、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回避。ダブルアクセル、3回転サルコーと2回転トーループのコンビネーション、3回転トーループとジャンプ構成を落として復帰戦に臨んだ。

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