【陸上】女子100m児玉芽生、11秒39でV「自分を客観的に見て」予選では日本記録に迫る11秒24

[ 2022年9月24日 18:36 ]

陸上・全日本実業団対抗陸上選手権第2日 ( 2022年9月24日    長良川競技場 )

女子100メートルを制してインタビューを受ける児玉
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 女子100メートル決勝が行われ、児玉芽生(ミズノ)が11秒39で優勝した。

 予選で日本記録に0・03差の11秒24を出し、日本新への期待が高まった決勝。無風のコンディションの中で徐々に加速し、世界選手権でともに戦った君嶋愛梨沙(土木管理総合)や御家瀬緑(住友電工)らに競り勝った。だが、タイムは予選を上回ることはできなかった。

 「(これまでの大会で)100は負けていたので(決勝は)勝負を意識した部分があったのかなと思う。30台で全然ダメだなと思えていることは良いのかなとは思うけど、がっかりなレースでした」

 予選の11秒24。これまでの自己ベスト(11秒40)を大きく更新し、福島千里の持つ日本記録に迫るタイムを出せたのは、これまで以上に陸上と向き合ってきた結果だという。

 「24が出たことに対してビックリしているというより、力通り走れば、出せそうな練習の質だったので。今までは練習と試合の質がかなり違うのが自分の弱みでもあったけど、自分にどういう動きが必要かを動画などで客観的に見たり、先生の意見とかをもらいながらやって。ただ走るんじゃなく、接地のタイミングとか細かいところを意識できるようになった」

 質の高いトレーニングを積み重ねたことで好タイムを記録し、頂点に立った児玉。あす25日には200メートルに出場する。

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2022年9月24日のニュース