星野「ぶっつけ36ホールで」全米OP切符 全米プロ終了後に車で4時間強行移動

[ 2022年5月25日 05:30 ]

全米オープン最終予選会 ( 2022年5月23日    テキサス州ダラス レークウッドCC、ロイヤル・オークスCC=ともにパー71 )

星野陸也
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 来月16日開幕の全米オープン(米マサチューセッツ州ブルックライン)の最終予選会が23日、テキサス州ダラスのレークウッドCC、ロイヤル・オークスCC(いずれもパー71)で開催され、香妻陣一朗(27=国際スポーツ振興協会)が出場98選手中1位、星野陸也(26=興和)が同6位に入り、13位以内に与えられる出場権を獲得した。金谷拓実(24=Yogibo)、木下稜介(30=ハートランド)は出場権獲得はならなかった。

 まさに「ぶっつけ本番」でメジャー切符を手に入れた。前日まで4日間、全米プロ選手権を戦ったばかりの星野が今度は全米オープン出場権を懸けて、1日で2コース、36ホールの最終予選会に挑んだ。結果は「66」「67」の通算9アンダーで6位に入り、2年連続の最終予選突破。疲労も全て吹っ飛んだ。

 前日のホールアウト後、全米プロ開催地のオクラホマ州タルサからテキサス州ダラスまで約420キロ、車で約4時間の旅を敢行。コース視察もインターネットのみ。「練習ラウンドもなしのぶっつけ本番はアマチュア以来かな。これで通ったら凄いですよね」と笑顔で話した強行軍だったが、ホールアウト後は自身のツイッターに「全米オープン最終予選無事通過!ぶっつけ36ホールで予選通れたのはめちゃうれしい!」と証明書を持った写真とともにつづった。

 星野の世界ランクは63位。全米プロで60位と上位進出を逃し、世界ランク(60位以内)での全米OP出場こそならなかったが、その無念も最終予選会で見事に“リカバリー”。計108ホール、誰よりも濃密かつタフに過ごした「5日間」を糧に今度は全米OPに挑む。

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2022年5月25日のニュース