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31歳・千代栄が新十両昇進「年を取っても諦めずにやれば上がれるんだな」戦後4位の高齢記録

[ 2022年5月25日 14:04 ]

新十両昇進会見を行った千代栄(右)と九重親方(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新十両昇進が決まった千代栄(31=九重部屋)が部屋からオンライン会見を行った。

 初土俵から13年半、戦後4位の高齢記録となる31歳10カ月での悲願の昇進だった。「年を取っても諦めずにやれば上がれるんだなと思った。30歳を過ぎても上がれるんだよってことを伝えられた」と感慨深く語った。これまで幕下上位で自己最高位に番付を上げては1勝6敗と大負けすること3度。そのたびに諦めかけ、「年も年だしそろそろかな」と辞めそうになったこともあった。夏場所は自己最高位の東幕下3枚目で5勝2敗。ついに壁を乗り越えた。

 「一番十両に近いと言われながらもなかなか結果を出せなくて苦しい思いをしていた」と同席した師匠の九重親方(元大関・千代大海)が振り返る。気持ちで負けることが多かったため、自信を持たせるように取り組んできた。「稽古場で関取に勝ったら“強いなー”と褒めて甘い言葉ばかりかけてたら功を奏した」。自信を持たせたことが大きかった。昇進チャンスの夏場所は「人生変えるつもりでいけ」と激励。師弟二人三脚で関取の座をつかみ取った。

 終始笑顔の絶えない会見だった。同親方が「良く言えばムードメーカー、悪く言えばアホ」と千代栄の人柄を説明すると、本人は隣で大笑い。来場所の目標を問われると、師匠に半ば強制的に言わされながら「十両優勝できるように」と答え、「船場吉兆みたいになってる」と突っ込まれた。息の合った掛け合いが繰り広げられ、師弟の関係の良さがうかがえた。

 新十両として迎える名古屋場所では「みんな強いので対戦したい人はいない」と笑わせながらも「思い切り自分の相撲を取って土俵で暴れられるように頑張りたい」と力を込めた。

 ◇千代栄 栄太(ちよさかえ・えいた)本名・岸 栄太。1990年7月12日生まれ、京都府福知山市出身の31歳。京都共栄学園高では柔道部。09年初場所初土俵。1メートル79、158キロ。

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