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アメフト関学大「超異例」の主将 5年連続日本一を狙う 名門の先頭に立つ占部「感情を出すしかない」

[ 2022年5月15日 18:03 ]

学生アメリカンフットボール交流戦   関学大45-21桜美林大 ( 王子スタジアム )

<関学大・桜美林大>試合後、スタンドに挨拶する関学大・占部主将
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 振り返る顔は、敗者のように険しい。関学大にとって、関西エリアでの今シーズン初戦。近年、関東リーグで台頭してきた桜美林大に力の差を見せつけても、OL占部雄軌主将(4年)は反省と叱責ばかりを口にした。

 「2本目、3本目の選手の準備不足を痛感した。レギュラーとか関係なく、試合に出ているメンバーがファイターズとして戦わないといけない。そういう意味では1本目の選手も自信を持ってプレーしていたわけではないし、甘かった」

 7年連続の甲子園ボウル出場、5年連続の大学日本一を狙う名門だからこそ、求めるレベルは高い。中学、高校で活躍した選手が部の大半を占める中、占部は幼稚園から関学高等部までラグビー選手。大学へ進んでから、祖父、父、そして叔父もプレーしたアメフトに転向した。「日本一」を本気で狙う姿勢には共鳴しても、プレーヤーとしては結果が出ない。昨年までは背番号なし。主務への転向も真剣に考えた昨秋、大村和輝監督から主将への打診があったから驚いた。

 「試合にも出てないし、無理ですって、即、断りました」

 心境に変化が訪れたのは、甲子園ボウル1週間後に組まれた関大とのJV戦だった。「メチャクチャにやられて、チームを立て直せる(主将は)自分しかいない、と思った」

 競技未経験者で、かつレギュラーでもない主将は、長い関学大の歴史を振り返っても珍しい。春季シーズン前に、背番号79をゲット。桜美林大戦でも要所で出場し、激しいブロックを見せた。

 「自分は(主将として)感情を出すしかない。もし、レギュラーにならなくても、そういう部分は変わらないと思う」

 200人を超える部員を統率しながら、定位置争いにも挑む1年が始まる。
 

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