松山 ノーボギー66で4差9位、優勝圏内浮上「あまり良くはないけど伸ばせた」

[ 2022年5月15日 02:30 ]

米男子ゴルフツアー AT&Tバイロン・ネルソン第2日 ( 2022年5月13日    テキサス州 TPCクレイグランチ=7468ヤード、パー72 )

<AT&Tバイロン・ネルソン第2日>12番でグリーンを読む松山(AP)
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 12位から出た松山英樹(30=LEXUS)は6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算11アンダーで首位と4打差の9位に浮上した。4月のマスターズ以来となる復帰戦でショットがさえ、19日開幕の全米プロ選手権(オクラホマ州)の前哨戦で一気にV戦線に浮上した。小平智(32=Admiral)は通算4アンダーで予選落ちした。

 唯一のピンチもチャンスに変えた。11番パー4、ティーショットは右の林の中へ。残りは約140ヤード、ここで松山が魅せた。2本の木の間を抜く低弾道のショットはグリーンに乗り、1・5メートルにつけるスーパーリカバリーで難なくバーディー。30度近い暑さに風も強まる中、快調にスコアを伸ばした。

 「あまり良くはないけど、それなりにスコアは伸ばせて良かったと思う」。スイングの試行錯誤を続けながら、この日もショットはさえた。前半は3番で最初のバーディーを奪うと、5番パー5では2オン後のイーグルパットがカップに蹴られたものの、楽々バーディー。ボギーなしの安定感を見せた。

 3月上旬に首周辺に痛みを発症。4月のマスターズ後は一時帰国し、リフレッシュした。5戦ぶりのツアー復帰戦も、力強いゴルフで決勝ラウンドに進む。「4日間できることは凄く大事。伸ばさないと話にならないので、ついていけるように頑張ります」。首位とは4打差。V圏内に浮上してきた。

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2022年5月15日のニュース