時松 ホールインワンのちダボも首位浮上 ツアー初の歓喜から17番落とし穴

[ 2022年5月15日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダイヤモンド・カップ第3日 ( 2022年5月14日    茨城県 大洗GC=7163ヤード、パー70 )

<ダイヤモンド・カップ第3日>4番、ホールインワンを決めバンザイする時松(撮影・西尾 大助)
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 首位と5打差の7位から出た時松隆光(28=ロピア)が165ヤードの4番でツアー自身初のホールインワンを記録し、66で通算7アンダーの首位に浮上した。桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)らとトップ並走。2週連続優勝を狙う稲森佑貴(27=国際スポーツ振興協会)は1打差5位につけている。

 時松が4番で歓喜のエースを記録した。実測160ヤードのパー3。「打った瞬間、いい感じだった」という8Iでのショットはカップに吸い込まれた。ツアー初体験の快挙に両手を上げ、グリーン上では右手を高々と上げる得意のポーズも披露した。

 勢いに乗り6番から4バーディーを奪い、9アンダーで一時は単独首位に。ところが17番に落とし穴が待っていた。ティーショットが右サイドの木に当たり、2打目も曲げてまさかのダブルボギー。「浮かれていたんですね。調子に乗るな、という戒めです」と悔やんだ。

 それでも、4人が並ぶトップに踏みとどまった。20年から選手会長を務め、今年退任。コロナ禍に翻弄(ほんろう)された任期中は毎日のように電話会議を重ね、大会開催の可否について主催者らと協議。退任後は重責から解放され「明らかに重圧がない。練習できる日が増えた。体の動きと、球筋が少しずつゴールに近づいている」とプレーに集中できている。18年関西オープン以来の4勝目が、やっと見えてきた。

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2022年5月15日のニュース