トライアスロン横浜大会 パラにウクライナ選手参加、ロシア侵攻後では初

[ 2022年5月15日 05:30 ]

パラトライアスロンの世界シリーズ横浜大会で、力走するウクライナのアナトリー・ワルフォロミエイエフ(左)
Photo By 共同

 トライアスロンの世界シリーズ横浜大会は14日、横浜市山下公園周辺特設コースで行われ、パラトライアスロンにウクライナから2選手が参加した。国際統括団体・世界トライアスロンの大塚真一郎副会長によると、同国選手がロシアによる侵攻後、日本で行われた主要国際大会に参加したのは初めて。男子運動機能障がいPTS4で東京パラリンピック銀メダルの宇田秀生(NTT東日本・NTT西日本)が3位に入った。エリート男子は東京五輪代表の小田倉真(三井住友海上)が日本勢最高の9位、女子は同五輪代表の高橋侑子(相互物産)が20位だった。

 強い雨の中、ウクライナのパラアスリート2人が、国旗と同じ黄色と青色のウエアをまとって奮闘した。男子視覚障がいのアナトリー・ワルフォロミエイエフが8人中4位、女子運動機能障がいPTS5のアリサ・コルパクチは出場2選手中2位だった。

 選手たちは2月上旬からトルコで合宿を行い、母国に戻らずに活動している。今大会は組織委員会から滞在費や渡航費などの支援を受けて参加。ワルフォロミエイエフは「支援のおかげで競技を続けられていることに感謝している」と述べた。

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2022年5月15日のニュース