ラプターズが1回戦で敗退 トロントでの第6戦で76ersに完敗 渡辺は2分出場

[ 2022年4月29日 10:39 ]

ゴール下でシュートに持ち込む76ersのエンビード(AP)
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 東地区第5シードのラプターズ(48勝34敗)は28日、地元トロント(カナダ・オンタリオ州)で第4シードの76ers(51勝31敗)に97―132(前半61―62)で敗れて2勝4敗。3連敗のあと白星を2つ並べてホームでの第6戦を迎えたが、スコシアバンク・アリーナに集まった2万人の地元ファンの期待には応えられず、プレーオフ1回戦で姿を消した。

 今季はラプターズのほかネッツとナゲッツが第1戦から3連敗。しかし3チームともシリーズ敗退が決まり、これでNBAのプレーオフで0勝3敗となったケースでは、全146チームが“敗者”となった。

 球宴に出場したガードのフレッド・バンブリート(28)を脚の故障で2試合連続で欠いていたラプターズは、パスカル・シアカム(28)が24得点、ベンチから出たクリス・ブーシェイ(29)が25得点と10リバウンド、今季の新人王となったスコッティー・バーンズ(29)は18得点をマーク。前半を1点差で折り返したものの、第3Qで17―37と失速して後半では勝機を見い出せなかった。

 ラプターズの3点シュート成功率は今季34・9%(リーグ20位)だったが、この日は20・0%(35本中7本)に低下。ホームコートのアドバンテージを生かせなかった。

 渡辺雄太(27)は94―126と大勢が決していた第4Q残り2分14秒からコートに登場。残り57秒に正面からドライブして左手のレイアップに持ち込んだがシュートは入らなかった。初体験のプレーオフでは4試合に出場。計9分で4得点を記録して今季の全日程を終えた。

 渡辺はレギュラーシーズンでは38試合に出場(先発4試合)して平均4・3得点、2・4リバウンド。シュートの成功率はフィールドゴールが40・6%、3点シュートが34・2%、フリースローが60・0%で、昨季(50試合)の4・4得点、3・2リバウンド、43・9%、40・0%、82・8%をすべて下回った。

 76ersは今季の得点王となったジョエル・エンビード(28)が33得点、10リバウンド、3ブロックショット、タイリース・マキシー(21)が25得点、ジェームズ・ハーデン(32)は22得点と15アシストを稼ぐなど先発陣が奮闘。昨年のウィザーズ戦(4勝1敗)に続いて2年連続で1回戦を突破し、地区準決勝では第1シードのヒート(53勝29敗)と対戦することになった。

 <東地区準決勝のカード>
(1)ヒート―(4)76ers
(2)セルティクス―(3)バックス

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