高藤直寿も1回戦敗退 畳に叩きつけられ「死んでいたかも」柔道全日本選手権

[ 2022年4月29日 12:52 ]

柔道全日本選手権 ( 2022年4月29日    東京・日本武道館 )

高藤直寿
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 体重無差別で日本一を争う大会は、3年ぶりに有観客の日本武道館で行われ、東京五輪60キロ級金メダリストの高藤直寿(パーク24)は1回戦で敗退。18年大会以来、2度目の全日本挑戦での初勝利はならなかった。

 男子最軽量級五輪王者の高藤は、90キロ級の田中大勝と対戦。開始直後は素早い組手で相手に的を絞らせなかったが、53秒、裏投げで技ありを奪われると、そのまま寝技に持ち込まれ、腕ひしぎ十字固めに参ったをして敗れた。

 投げられた際、頭を打ったという高藤は、消え入りそうな声で「負けが悔しい。組手の細かい部分、軽量級はこう戦うんだぞ、というのは見せられた」と振り返った。畳に叩きつけられた際の衝撃は相当だったようで、「背中を付かずにいたが、脳しんとう気味。背中を付いていたら死んでいたかも」と話した。

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2022年4月29日のニュース