斉藤立が全日本選手権初優勝 史上初の父子制覇も達成

[ 2022年4月29日 18:20 ]

柔道全日本選手権 ( 2022年4月29日    東京・日本武道館 )

決勝で、影浦心(右)を攻める斉藤立
Photo By 代表撮影

 体重無差別で日本一を争う大会は、3年ぶりに有観客の日本武道館で行われ、100キロ超級の斉藤立(たつる、国士舘大)が決勝で21年世界選手権覇者の影浦心(日本中央競馬会)を破り、初優勝を果たした。20歳1カ月での優勝は、大会史上3位の年少記録。また父で五輪2連覇を果たした故斉藤仁氏は88年に優勝しており、大会史上初の父子制覇となった。

 2回戦から登場した斉藤は、準決勝では五輪2大会連続代表の原沢久喜(長府工産)を撃破。決勝では延長10分21秒、影浦から体落としで技ありを奪い死闘を制した。大会は100キロ超級の世界選手権(10月、タシケント)代表選考会を兼ねており、この後行われる全日本柔道連盟の強化委員会では初の世界選手権代表入りが期待される。

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