ヴィリエールの“ハット”でフランスが12年ぶりVへ白星発進 イタリアは通算33連敗

[ 2022年2月7日 02:33 ]

ラグビー欧州6カ国対抗第1節   フランス37―10イタリア ( 2022年2月6日    サンドニ )

 新型コロナウイルスに陽性反応を示したファビアン・ガルティエ監督を欠いた前回2位のフランスが同最下位イタリアから5トライを奪い、12年ぶりの優勝へ白星発進した。フランスは14年以降イタリアに12連勝で通算成績を43勝3敗とし、イタリアは6カ国対抗で通算33連敗を喫した。第2節でフランスは12日にサンドニでアイルランドと、イタリアは13日に地元ローマでイングランドと対戦する。

 前半はシーソーゲームとなった。イタリアは0―3の前半17分、SOパオロ・ガルビシのキックパスを代表デビューの19歳WTBトマソ・メノンチェッロがキャッチして右隅へ逆転トライ(7―3)。相手のディフェンスに苦しんでいたフランスは前半26分、フランカーのアントニー・ジェロンシェが敵陣でパスをインターセプトして右中間へ飛び込み、8―7とリードを奪った。ガルビシのPGで8―10とまたも逆転された同35分にはFBメルヴィン・ジャミネのPGで11―10と再逆転。前半終了間際には大外で余ったWTBギャビン・ヴィリエールが左隅へ飛び込んで18―10と突き放した。

 フランスは後半9分、敵陣でのカウンターラックを起点にヴィリエールが左中間へ自身2つめのトライを挙げて23―10。同28分にはWTBダミアン・プノー―SHアントワン・デュポン―プノーとつないだトライで30―10とし、ボーナスポイントを獲得した。ラストプレーではヴィリエールが左隅へハットトリックとなるトライを決めて締めくくり、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。

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2022年2月6日のニュース