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“10円ハゲ”を乗り越えて 明大WTB石田は大舞台も「楽しんでいく」ラグビー大学選手権 9日決勝

[ 2022年1月7日 22:04 ]

<東海大・明大>勝利のフィフティーンを出迎える後半負傷し交代した明大・石田(右)(撮影・久冨木 修)        
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 ラグビー全国大学選手権で3大会ぶり14度目の優勝を目指す明大は7日、決勝の帝京大戦(9日、東京・国立競技場)の登録メンバー23人を発表。2日の準決勝で右足を負傷して途中交代したWTB石田吉平(3年)も11番での先発が決定した。同日、オンラインで取材に応じた石田は「きょうは練習に参加した。(準決勝は)早めに代わったので大丈夫」と100%宣言をした。

 その準決勝・東海大戦では前半25分までに2トライ。群を抜くスピードと運動量で、左右関係なくあらゆる場面に顔を出し、トライにアシストにアタックをけん引する。チームに合流したのは7人制日本代表として出場した昨年夏の東京五輪終了後。他の選手よりも明大の一員として活動した期間が短く、昨秋の関東大学対抗戦期間は「なかなかフィットしなかった」と言うが、大学選手権に入って「フィットできている」と手応えをつかんでいる。

 東京五輪で日本は1勝にとどまり出場12カ国中11位。石田自身、出場機会は少なく「結果を残したら燃え尽きたが、悔しがることもできずに不完全燃焼だった」と振り返る。21年の年明けから始まった本格的な代表争いでは「半年くらい、プレッシャーと闘っていた」せいで、春ごろには左のもみあげの上にストレスから来る“10円ハゲ”ができたという。そんなライバルや自分との闘いを乗り越えたことで、どんな大舞台でも「楽しんでいける」という鋼のメンタルを手に入れた。強い心はきっと、自身初の決勝の舞台でも生きてくる。

 これまで3年間、チームを離れて7人制代表活動に参加することが多かったため、「4年生と一緒にプレーできるのは今回が最後」と最上級生の花道を飾る思いは人一倍強い石田。“重戦車”から飛び出す弾丸ランナーとなり、帝京大の赤い壁を突き破る。

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