駒大・田沢「よっしゃー!」 1万メートル日本歴代2位の好記録、世界選手権の参加標準も突破

[ 2021年12月4日 20:13 ]

来年の世界選手権の参加標準記録を突破し、笑顔を見せる駒大の田沢       
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 陸上の日体大長距離競技会が4日、横浜市の同大健志台キャンパスで行われ、1万メートルでは駒大の田沢廉(21)が、日本歴代2位の好記録となる27分23秒44をマークした。来年7月の世界選手権(米オレゴン州ユージン)への参加標準記録(27分28秒00)も突破。残り1カ月を切った箱根駅伝に向け、弾みをつけた。

 田沢は両手でガッツポーズしながらフィニッシュし、「よっしゃー!」と満面の笑みを見せた。序盤から余裕の走りで、ペースを落とすことなく快走。これまでは7000メートル付近で「きつくなる」というが、この日は「いけるんじゃないかなと思った」。ラスト400メートルもスパートをかけ、目標としていた世界選手権の切符を勝ち取り「狙っていたので、達成できた良かった」と納得の表情だった。

 今後は来年1月の箱根駅伝に向け、切り替えていく。「まだどこを走るか分からないけど、しっかり追い込んでいきたい」と表情を引き締めた。

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2021年12月4日のニュース