体重137→107キロに「逃げ出したかった」 京産大のトンガ人留学生ラウシーが23季ぶりVに大貢献

[ 2021年12月4日 20:30 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節最終日   京産大33―5関学大 ( 2021年12月4日    京都市・たけびしスタジアム京都 )

<京産大・関学大>関学大に快勝して優勝を決め、京産大のアサエリ・ラウシー(5番)らフィフティーンと喜びを分かち合う平野主将(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 23年前に不在だった留学生もまた、京産大伝統の猛練習に美徳を感じている。16年に1期生が入り、ロックのアサエリ・ラウシー(3年=トンガ)は4期生。1メートル88、116キロの巨体で、攻撃の起点になった。

 引き分け以上でVとなった最終節の関学大戦は、突出した腕力で相手のモールを崩した。14―5の後半29分には、ゴール前のパワープレーで、貴重な追加点となるトライを挙げた。

 日本航空石川高からやってきた。猛練習を覚悟して入学したが、想像以上の厳しさだった。走り込みの量だけでなく、時に1時間以上も組むモールとスクラムの練習がつらかった。1年時に最大で137キロあった体重は、数カ月で108キロまで減った。「しんどくて体が動かない」。寮のベッドの上で、逃げ出したいと何度も思った。他校に進んだ留学生仲間がうらやましく思えた。

 支えてくれたのは、19年まで47シーズン指揮を執った大西健元監督だった。「今はしんどいけど、強くなるよと言ってくれた。間違いじゃなかった」。今季は、課題の運動量をまた一歩克服して、1試合を通じて激しい動きを見せた。スクラムを組んだ際の膝の高さを仲間に指摘するなど、リーダーシップも見せるようになった。かつて練習についていくことが精いっぱいだったトンガ生まれは、「日本一の練習の力を見せたい」と全国での大暴れを狙っている。

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