セーリング4大会連続五輪出場の吉田愛がトップ通過 木村直矢との新ペアで「良い出だし」

[ 2021年11月19日 17:37 ]

セーリング全日本470級選手権第1日 ( 2021年11月19日    江の島ヨットハーバー )

レースを終え取材に応じる吉田(右)と木村
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 24年パリ五輪から混合種目となる470級で、東京五輪女子代表の吉田愛(41=ベネッセ)は木村直矢(26=HiKオフィス)とペアを組み、予選1レース目を組トップで終えた。東京五輪で吉田と組んだ吉岡美帆(31=ベネッセ)は同男子代表の岡田奎樹(25=トヨタ自動車東日本)と組3位だった。今大会は来年のアジア大会の代表選考を兼ね、最終日の上位10艇によるメダルレースで順位を決める。

 微風に各艇が苦戦する中、スキッパーの吉田は東京五輪以来の公式戦をトップで終え「風が弱かったので風を見て拾うことに専念した。1位が取れたので良い出だしだった」と納得の表情を浮かべた。吉岡と挑んだ4度目の五輪は7位。パリ五輪は「考えていない」とするが、今大会に向け「パリまでの流れがミックスなので同じ土俵で戦いたい」と約3週間前に木村を誘ってペアを結成した。

 日は浅いながらも、吉田は木村との連係に「いろいろなスキッパーと乗っていて対応力がある。情報もくれるので選択しやすくて、レースの組み立てで助けられている」と手応えを得た様子。東京五輪で補欠だった木村は、世界選手権2大会連続メダル獲得の実績を持つ大先輩の存在に「愛さんは経験のある人。足を引っ張らないように、いろんな情報を伝えて手助けになるようにしたい」と自身の役割を強調した。

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2021年11月19日のニュース