賞金ランク2位の木下稜 初キングへ3差6位好発進!奥嶋コーチ指導で復調「成果が出てくれた」

[ 2021年11月19日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス第1日 ( 2021年11月18日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )

4番、ティーショットを放つ木下稜介(撮影・西尾 大助)
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 賞金ランキング2位につける木下稜介(30=ハートランド)が6バーディー、1ボギーの66で回り、首位と3打差の6位と好スタートを切った。今季も今大会を含めて残り3試合。初の賞金王戴冠に向けても今季3勝目を狙う。63をマークした18年大会覇者の市原弘大(39=フリー)と秋吉翔太(31=ホームテック)が首位に並んだ。

 最終盤を迎える賞金王レース。2位につける木下稜の表情に、自信が戻ってきた。後半4番パー5で第3打を30センチに寄せて3連続バーディー。8番では残り10ヤードをチップインバーディーとした。好発進の鍵となったのは、ショットの復調だった。

 「最近は思うようなプレーができなくて、焦りとかいろいろと思うところがあった。一度見直して、その成果が出てくれたかな」

 直近2試合は43位と53位。前週に1位だった賞金ランクで金谷に抜かれた。急きょ15日に師事する奥嶋誠昭コーチを訪ね、約1カ月ぶりに直接指導を仰いだ。「腰が止まって手で力任せに振っていた」というスイング時の体の動きを修正。「整理して、気持ちが晴れた」と開幕を迎えた。

 賞金1位の金谷との差は142万円ほど。同じ奥嶋門下の稲見萌寧も女子ツアーで賞金トップを走っているだけに、「2人同時に賞金王になれば喜んでもらえる」と木下稜。今大会で今季3勝目をつかめば、初の賞金王戴冠に大きく近づく。

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2021年11月19日のニュース