渋野日向子、17位に浮上 米ツアーの最終予選会前の国内最終戦 「1打1打悔いのないように」

[ 2021年11月19日 19:54 ]

<エリエールレディース第2日>5番、ティーショットを待つ間、勝みなみと談笑する渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの大王製紙エリエール・レディース(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は19日、愛媛県松山市のエリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で第2ラウンドを行った。

 米ツアーの最終予選会(Qスクール)挑戦のためこの大会が今季国内最終戦となる渋野日向子(23=サントリー)は5バーディー、2ボギーの68で回り、前日の31位から通算5アンダーの17位へと順位を上げた。首位とは7打差であす20日からの決勝ラウンドを迎える。

 「前半いい流れで来ていたのに途中からかみ合わず、スコアを落としてしまったのは悔しいです」

 4番パー4(320ヤード)で5メートルのバーディーパットを沈め、続く難易度1位の5番パー4(450ヤード)では残り167ヤードを6Uでピン右2メートルに運んで連続バーディー。右端から6ヤードのピンに対して果敢にショートサイドを攻めていく圧巻のショットでギャラリーを沸かせた。その後も7、8番で連続バーディーを奪ったが、約30分のインターバルを挟んだ後半のインは一転、重苦しい雰囲気に。20メートルを3パットした12番パー3(155ヤード)から連続ボギーを叩くなど37と逆にスコアを落とした。

 「11番のパー5で(バーディーを)獲れてないのがいけないじゃないですかね。届く距離(535ヤード)のパー5で昨日(初日)も獲れてないので。あそこから流れが悪くなったかな」

 9番パー5(495ヤード)でも1Wの第1打がフェアウエー右バンカーのアゴに付く不運もあってバーディーを奪えず。3ホールのパー5はいずれもパー。今季の強化ポイントの一つだったウエッジの精度向上をスコアに反映させることができなかった。

 「あとまだ2日間あるのでいろいろ試すことができる。1打1打悔いのないようにできたらいいなと思います」

 週末には瀬戸内海を挟んだ地元岡山からの応援がさらに増える予定。渡米前の最終チェックを行いながら結果で地元への感謝の気持ちを示す。

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2021年11月19日のニュース