阿炎 平幕唯一の無傷5連勝、17場所目にして初 改心した姿を表現

[ 2021年11月19日 05:30 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2021年11月18日    福岡国際センター )

阿炎(奥)が押し倒しで天空海を破る
Photo By 共同

 7場所ぶりに再入幕した阿炎が天空海を押し倒し、初日から5連勝。平幕では唯一、全勝を守った。5連勝発進は、幕内在位17場所目で自身初。一人横綱の照ノ富士も隆の勝を上手投げで退け5戦全勝とした。妙義龍を一方的に押し出した貴景勝の3人が勝ちっ放し。1敗で御嶽海、高安、宇良ら6人が追っている。

 長い腕を生かし、猛然と突き、押しを浴びせた。天空海の引きに追撃し、気合十分に押し倒した。「勝敗は気にしていない。元気な姿を見てもらいたい」。阿炎が改心した姿を土俵で表現している。

 昨年7月場所中に新型コロナウイルス対策のガイドライン違反が判明し、3場所出場停止処分を受けた。違反判明後に引退届を提出したが、厳罰と引き換えに土俵人生は首の皮一枚つながった。妻子と離れ、部屋での生活からやり直した。

 師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)と確認したのは「お客さんに恩返しを」。再入幕で再び家族と暮らす許可が出ても「幕内として、自分の中で“よし”と思った時に胸を張って一緒に住める」と断った。2年前の九州場所は小結だった。幕内上位常連だった地力を踏まえれば、下位との対戦が多い西前頭15枚目の今場所は優勝争いに加わる可能性は十分にある。「全てが違う心境。今の方がちゃんと相撲に向き合えている」。中盤戦も、迷わず前へと進む。

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