東京五輪代表のWTB石田が4トライ!明大が新境地の戦術で5連勝 ラグビー関東大学対抗戦

[ 2021年11月3日 18:28 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   明大46―17慶大 ( 2021年11月3日    東京・駒沢陸上競技場 )

<慶大・明大>前半、トライを挙げた7人制東京五輪代表の明大WTB石田吉平
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 明大が昨年は1点差で敗れた慶大を46―17で下し、開幕から5連勝。勝ち星では帝京大と並んだが、5試合連続で相手を3トライ以上上回ってボーナスポイントを獲得し、勝ち点の差で単独首位をキープした。

 伝統的に「重戦車」の代名詞で知られるFWに強みを持つ明大だが、この日はSO伊藤耕太郎(2年)を中心にハイパントキックを多用。接点に圧力を掛けて敵陣に入ると、FWと決定力があるランナーがそろうバックスが一体となった連続攻撃で、前後半計6トライを積み上げた。

 神鳥裕之監督は「伝統ある慶明戦で、毎年苦しい試合になる。今日も点差以上に最後まで激しいプレッシャーを感じたが、選手がはね返して勝利に結びついた。価値ある1勝」と称えた。6トライは結果的にバックス勢だけで記録。7人制の東京五輪代表だったWTB石田吉平(3年)は速さと突破力で4トライを挙げ、「徐々に15人制にも慣れている。今後もチャンスに顔を出したい」と話した。

 対抗戦3連覇に向け、20日には東京・秩父宮ラグビー場で帝京大との全勝対決を控える。その後は12月5日に早大と伝統の一戦。気の抜けない試合が続くだけに、神鳥監督は「ここからが本番という気持ちがある。対抗戦2試合、大学選手権に向けてしっかり成長したい」と気を引き締めた。

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2021年11月3日のニュース