賞金ランク首位の木下稜介 今季最後の地元関西での大会で初の賞金王へ弾みをつける!

[ 2021年11月3日 20:26 ]

プロアマ戦に参加した木下稜介
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 男子ゴルフのマイナビABC選手権(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は11月4日から4日間、兵庫県加東市のABCGC(7217ヤード、パー72)で行われる。

 
 賞金ランキング首位・木下稜介(30=ハートランド)は3日、プロアマ大会に出場するなどして最終調整を終えた。この大会には過去2度出場し、2018年大会の43位が最高。前回2019年大会は予選落ちと結果を残せないでいる。ドローボールが持ち球の木下にとってフェードボールヒッターに有利な左ドッグレッグのホールが多いABCGCは苦手コースの一つだったが、今年に入ってドロー一辺倒のゴルフから脱皮。フェードボールも実戦で使えるまでに磨いてきた。今大会はその成果を見せる好機と捉えている。

 「アメリカを断念して賞金王を獲ると決めたので。賞金王を獲って来年は海外へ。最低でも1勝しないと賞金王にはなれないと思っているので、早い時期に1勝したいと思ってます」

 米下部ツアーの予選会に最終から挑戦する権利を有していたが、今季は日本の賞金王を獲るために国内ツアー専念を選択した。現在賞金ランキング2位C・キム(31=米国)とは約602万円差。同5位・稲森佑貴(27=国際スポーツ振興協会)でも約1997万円差。上位陣の誰が次の1勝を挙げるかによって簡単に賞金王レースのトップが入れ替わる小差の戦いが続いている。

 プロ14年目の2021年。国内メジャーの日本ツアー選手権でツアー初優勝を挙げるなど2勝し、大きな飛躍を遂げたが、ここまでの2勝は茨城、福島といずれも関東以北。奈良県出身の木下にとってこの大会が今季最後の地元関西でのトーナメント。初の賞金王獲得へここでさらに弾みをつけたい。

 

 <賞金ランキング> ▼1位 木下稜介1億34万4647円
 ▼2位 C・キム9432万6086円(1位との差601万8561円)
 ▼3位 星野陸也9135万9496円(同898万5151円)
 ▼4位 金谷拓実8325万6105円(同1708円8542円)
 ▼5位 稲森佑貴8237万8690円(同1796万5957円)

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2021年11月3日のニュース