全勝対決は帝京大に軍配 スクラム制して早大に勝利 ラグビー関東大学対抗戦

[ 2021年11月3日 13:24 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   帝京大29―22早大 ( 2021年11月3日    東京・駒沢陸上競技場 )

<早大・帝京大>前半、先制トライを決める帝京大のフッカー江良颯(右)
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 全勝対決は帝京大が29―22で早大を破り、開幕からの連勝を5に伸ばした。早大は今季初黒星で、優勝争いから一歩後退した。

 スクラムを制圧した帝京大が試合も制した。前半3分、敵陣でのマイボールスクラムで前進し、ペナルティーを獲得。ゴール前からのラインアウトから中央へと攻めると、最後はフッカー江良颯(2年)がディフェンスラインを突破して先制トライを挙げた。同22分には相手ボールのスクラムを猛プッシュ。こぼれたボールをSH李錦寿(1年)が獲得し、そのまま10メートル先のインゴールに飛び込んだ。

 後半6分にはトライを許して一時2点差まで詰め寄られたが、その後も劣勢になってもスクラムで形勢を逆転させ、同19分にもスクラムを起点にボールを動かし、途中出場のミティエリ・ツイナカウヴァドラ(3年)がチーム3つめのトライ。残り10分から2トライを連取されて7点差まで詰め寄られたが、日本協会の森喜朗元会長、清宮克幸副会長が応援に駆けつけた早大に一度もリードを許さずに勝利。3季ぶりのタイトルへ前進した。

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2021年11月3日のニュース