陵侑 北京五輪へ自信、本番ジャンプ台一度も使えなくても「考えても仕方ない」

[ 2021年11月3日 05:30 ]

全日本スキー連盟プレスカンファレンスで笑顔を見せる小林陵(撮影・西尾 大助)
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 全日本スキー連盟は2日、北京冬季五輪が開催される21~22年シーズンの本格開幕を前に、東京都内で有力選手による記者会見と表彰式などを行った。ジャンプ男子のエース小林陵侑(24=土屋ホーム)らが出席。オンラインでノルディック複合の渡部暁斗(33=北野建設)らも参加し、2月4日の開幕まで約3カ月に迫った北京への意欲を語った。

 北京のメダル候補、ジャンプ男子の小林陵は優秀選手賞を受賞し、「北京は楽しみ。また、このような賞を頂けるように頑張りたい」と、五輪シーズンを見据えた。

 コロナ下で北京五輪は異例の大会となる。各競技でテスト大会に参加できず、ぶっつけ本番となる日本勢の選手は多い。小林陵らジャンプ陣も五輪本番のジャンプ台は一度も飛ばずに本番を迎えるが、「不安ですけど考えても仕方がない」。そんな状況で勇気をもらえたのはベテランの力強い言葉。オンラインで参加した、ノルディック複合で五輪2大会連続銀メダルの渡部暁から「経験上、プレ大会は全くアテにならないことが多い。ぶっつけ本番は楽しみ」と後押しされた。

 18~19年シーズンに欧州勢以外で初めてW杯個人総合王者に輝いた若きエースは、ここまで絶好調。夏の国際大会グランプリ2戦で優勝と2位の好成績を収め、先月下旬には全日本選手権でノーマルヒル、ラージヒルの2冠、さらにUHB杯を制し、国内3連勝でW杯に向かう。「夏のレールは滑る感覚が(冬とは)ちょっと違うけど、良いところも悪いところも分かっている。冬に向けてはいい感じ」。確かな手応えとともに20日のW杯開幕戦(ロシア・ニジニタギル)に臨む。

 《女子W杯メンバー決定、沙羅ら5人選出》ジャンプ女子のW杯派遣メンバーが決定。高梨沙羅(クラレ)、伊藤有希(土屋ホーム)、勢藤優花(北海道ハイテクAC)、岩渕香里(北野建設)、岩佐明香(大林組)の5人となった。10月24日の全日本選手権ラージヒルで有力候補の丸山希(北野建設)が転倒。左膝前十字じん帯断裂などの大ケガを負い今季の復帰が絶望的となった影響で発表が遅れた。

 ▽ノルディックスキージャンプ北京五輪への道 男子は来年1月6日時点のW杯個人総合上位5人、女子は1月17日時点の上位4人が選出される。今季W杯の男子は小林陵、佐藤幸椰(雪印メグミルク)ら6人が参戦。W杯下部のコンチネンタル杯に出場する選手を含め、原則として派遣選手の中から五輪代表が決まる。

 《スキークロスの須貝「コース慣れたい」》アルペンからスキークロスへ種目転向した3季目の昨シーズン、W杯で2位に入るなど着々と実力を付けてきた須貝龍(クレブ)は優秀選手賞を受賞。「ずっしりと重さを感じて身が引き締まる。五輪シーズンになるが、さらに飛躍の年にしたい」と同種目での日本勢初メダルを目標に掲げた。今月25~27日には北京でプレ大会となるW杯があり出場を予定。「成績よりもコースに慣れることに集中して滑りたい」と話した。

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