帝京大は3季ぶりの早大戦勝利!細木主将「自信を持って」スクラムを制圧 ラグビー関東大学対抗戦

[ 2021年11月3日 15:04 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   帝京大29―22早大 ( 2021年11月3日    東京・駒沢陸上競技場 )

<早大・帝京大>前半、先制トライを決める帝京大のフッカー江良颯(右)
Photo By スポニチ

 全勝対決は帝京大が29―22で早大を破り、開幕5連勝で3季ぶりの優勝に一歩前進。早大戦勝利も18年度以来、3季ぶりとなった。

 前半は試合全体を通して圧倒したスクラムを起点に2トライを挙げ、後半は途中出場の留学生らのパワーを生かして3トライ。残り10分を切ってから2連続トライを許して最後は7点差まで詰め寄られたが、一度もリードを奪われることなく逃げ切り。岩出雅之監督は「ディフェンスでしっかり頑張り、スクラムでプレッシャーを掛けた。集中力があった」と選手を称えた。

 スクラムに関しては右プロップの細木康太郎主将(4年)が「この試合に向けて特別に変えたことはない。1年間、積み上げたことを正確に8人でやりきった」と話した。特にファーストスクラムで相手のコラプシングを誘ってトライにつなげたことで、主導権を完全に掌握した。細木は「8人が自信を持って、ヒットの瞬間から組み込んで行けた」と大きくうなづいた。

 17年度までは大学選手権を9連覇した帝京大だが、その後は明大や早大といった伝統校の復権を許し、タイトルから遠ざかっている。残り2試合を残す対抗戦、その後の大学選手権に向けて第一関門と言える早大との直接対決を制し、細木主将は「次の明大戦(20日、東京・秩父宮ラグビー場)へ準備したい」と視線を先に向けた。

続きを表示

2021年11月3日のニュース