プロサーファー小川直久、大腸がん公表 治療のため今季ツアー出場を断念 2月の手術は成功

[ 2021年5月30日 15:00 ]

小川直久(C)LDH JAPAN
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 プロサーファーでJPSA副理事長も兼任する小川直久(49)が30日、国内トップカテゴリー大会「JPSAジャパンプロサーファーツアー2021さわかみチャレンジシリーズ 一宮」(31日開幕)など今季ツアーに出場しないことを発表した。

 昨年の10月頃から体調に異変を感じ、検査した結果、大腸がんであることが判明。今年に入って受けた摘出手術は無事成功した。現在は、完全回復に向けて治療を継続しているという。

 小川は、「去年の10月頃から体調に異変があり、検査をしたところ大腸がんが発覚しました。実は、だいぶ前から潰瘍性大腸炎になってしまっていて、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気で、なかなか完治しない難病です」と説明し、「いろいろ検査をしたところ、他の臓器には転移していませんでした。2月の前半にがんの摘出手術。手術は成功しましたが、万が一、再発しない為に医師に半年の抗がん剤治療を薦められ今も治療を続けています」とコメントした。サーフィン解説などのコメンテーターとしての仕事は治療中も続けていくという。

 小川は、1987年に全日本選手権ボーイズクラス優勝し、89年にプロテスト合格。95年にはJPSAグランドチャンピオンに輝いた。01年には、「パイプラインマスターズ」で日本初のパーフェクト10(満点)を記録し、パイプラインマスターの称号も獲得。30年以上続くキャリアを通して、数多くのタイトルを獲得している。

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2021年5月30日のニュース