大坂なおみ 2年ぶり全仏はストレート勝ちで初戦突破 会見拒否で批判の声も強さ見せた

[ 2021年5月30日 19:58 ]

全仏オープン1回戦を戦う大坂なおみ(AP)
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 テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは30日、パリのローランギャロスで開幕し、女子シングルスで第2シードの大坂なおみ(23=日清食品)が世界ランキング63位のパトリチアマリア・ツィグ(26=ルーマニア)と対戦し6―4、7―6でストレート勝ちした。

 クレーコートを苦手としている大坂は同大会には2年ぶりの出場で、過去最高成績は3回戦進出だった。大坂は27日に、精神的負担を理由として今大会の記者会見に応じない意向を表明。理解を示す声もあるが、批判の声も多い中での大会だったが、強さを見せつけた。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で秋に開催されたが、大坂は左太腿裏の状態が万全でなく欠場していた。過去、両者は2015年のホアヒン・チャンピオンシップで1度対戦しているが、その時は大坂が逆転勝ちしている。

 第1セットは大坂のサービスゲームで開始。第2ゲームを7回のデュースの末にブレークすると、その後は互いにサービスゲームをキープ。第9ゲームでブレークバックされたが、第10ゲームをラブゲームでブレークして6―4で先取した。第2セットはともにサービスゲームをキープ、大坂がタイブレークで試合を決めた。

 全仏終了後の世界ランキングで東京五輪の出場選手が決定する大会。新型コロナウイルスの影響で今年は6月8日まで約5000人、9日から閉幕日の13日まで最大約1万3000人の観客を入れて開催されている。

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2021年5月30日のニュース