全仏オープンテニス今日開幕 大坂、錦織の熱戦を見逃すな!

[ 2021年5月30日 10:00 ]

4大大会連覇を目指す大坂なおみ
Photo By ゲッティ イメージズ

 テニスの全仏オープンはきょう30日、パリのローランギャロスで開幕する。女子シングルス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)は2月の全豪オープンに続く4大大会連覇が懸かる。苦手のクレーコートを攻略できるかがカギを握る。男子シングルスは世界49位の錦織圭(31=日清食品)、世界60位の西岡良仁(25=ミキハウス)らが出場する。WOWOWでは大会を連日生中継で放送。初日は無料放送も実施する。大会後に発表される世界ランキングを基準に東京五輪の出場権が決まるため、目が離せない大会になりそうだ。

 2月の全豪オープンで4大大会4勝目を挙げた大坂は今季の目標に「年間ゴールデンスラム」を掲げる。同年に全豪、全仏、ウィンブルドン、全米に加え、五輪も制する5冠。4年に1度しかチャンスのない偉業は過去に88年にシュテフィ・グラフ(ドイツ)しか達成していない。
 
 大坂はハードコートでは圧倒的な強さを誇るだけに、苦手のクレーの全仏を制覇すれば目標に大きく前進する。赤土は球足が遅く、フットワーク技術も必要となる。今季はマドリード・オープン(4月29日~5月8日)、イタリア国際(5月10~16日)と2度クレーの大会に出場したが、ともに2回戦敗退。持ち味のパワーを生かせず「まだまだ学ぶことが多い」と発展途上だが、もともと大舞台で力を発揮するタイプ。大会序盤で勢いに乗れば、一気に頂点に駆け上がる可能性はある。
 
 男子では錦織が復活を期す。昨年はケガや新型コロナウイルス感染などで離脱が続き、今年2月のATP杯で約4カ月ぶりに実戦復帰。全豪は1回戦で敗退したが、3月のドバイ選手権8強入りなど徐々に感覚を取り戻してきた。今大会の前哨戦イタリア国際では世界6位のズベレフ(ドイツ)とフルセットの激戦を演じている。
 
 女子ダブルスではマイアミ・オープン(3月22日~4月4日)を制した青山、柴原組が昨年の8強を上回る成績を狙う。男子は西岡、内山、ダニエル、女子は土居、日比野も出場予定。今大会後の6月14日付の世界ランキングを基準に東京五輪の出場権が与えられるため、通常の4大大会以上に重要な意味を持つ。2週間の熱戦から目が離せない。

 30日から6月13日まで大会を生中継するWOWOWには全仏オープンを楽しめるサービスが満載だ。「WOWOWオンデマンド」では最大4コートの試合をライブ配信。スマホやタブレットを利用して、いつでもどこでも試合が楽しめる。ライブラリには過去の大会の様子やインタビューなど特別映像も盛りだくさん。ぜひこの機会に登録しよう。

 また、テニスを徹底的に楽しめるサービス「WOWOWテニスワールド」は全仏でも充実の内容を搭載。試合前の練習や試合後の会見をリアルタイムで視聴できるほか、一部試合の模様もライブ配信する予定。サイト上に設けられたチャットを通じて全国のファンや選手、WOWOW解説者とも交流ができる。オンラインイベント「テニワのオンライン楽屋」では、現地からフローラン・ダバディ氏が連日最新情報をお届け。ナイトセッション前には実況と解説者による試合の見どころや分析なども行われる。サービスの利用には会員登録などは不要。テニスファン必見の内容なのでチェックしてほしい。

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