コロナ禍で業績不振のサントリー中村亮主将「力になりたい」 14季ぶり優勝の男子バレー部に続く

[ 2021年5月13日 19:50 ]

準決勝のクボタ戦に向けて意気込みを語ったサントリーの中村亮土主将
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 ラグビートップリーグ(TL)のサントリーが13日、日本選手権兼TLプレーオフトーナメント準決勝・クボタ戦(16日、大阪・花園ラグビー場)を前にオンライン会見に臨み、CTB中村亮土主将は「(会社が)間違いなく厳しい状況ではあるので、こういう時こそ力になりたい」と意気込みを示した。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店の営業時間短縮や酒類提供自粛要請に伴い、酒類製造・販売が本業のサントリーも業績が落ち込む。今シーズンを前にプロ契約に切り替えた中村亮は「身をもって感じる場面はない」と話すが、元社員として元同僚たちの苦労に思いをはせる。サントリーは男子バレーで14季ぶりにリーグ制覇。「サンバーズが優勝したので、サンゴリアスも続きたい気持ちは強くなった」と話し、史上最多の6度目の優勝への意欲をかき立てた。

 準々決勝では50分間を14人で戦いながら、18年シーズン王者の神戸製鋼を破って勢いに乗るクボタとは、4月3日に対戦して33―26で勝利。同点の後半38分にSOバレットのトライとゴールで勝ち越す接戦とあって、中村亮は「互いのプレースタイルは分かっているので、遂行力や判断が大事になる」と気を引き締める。対面は日本代表で長年背中を追ってきた立川主将となりそうで、「ハルさん(立川)がいるので負けられない。間違いなく、僕がずっと見てきたセンターなので意識する」と個人の対戦も心待ちにした。

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2021年5月13日のニュース