米陸上チーム 千葉事前合宿中止 7月上旬から予定も安全面懸念

[ 2021年5月13日 05:30 ]

19年世界陸上での米国リレーチーム
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 東京五輪の米国陸上チームが千葉県内で実施予定だった事前合宿を中止したと、同県が12日に発表した。4月に米国陸連から中止の連絡があり、「新型コロナウイルスの世界的流行が続き今後も収束の見通しが立たない中で、選手の安全面に懸念が生じているため」と説明されたという。

 事前合宿は7月上旬~8月上旬に成田市、佐倉市、印西市の運動施設を使う予定で、約120人の受け入れが想定されていたが、五輪延期が決定した昨年3月以降は調整が止まっていた。これで千葉県で予定されていた東京五輪・パラリンピックの事前合宿は英国の車いすバスケットボール(浦安市)やロシアのフェンシング(長柄町)など4カ国、計5競技が中止となった。

 東京大会のコロナ対策をまとめたプレーブックでは、来日後も原則毎日の検査を義務づけることで入国日からの練習が可能。だが、行動範囲は試合会場や練習場に限られ、事前提出した行動計画に違反すれば資格剥奪などの可能性があり、早めに来日するメリットが乏しい。コロナ対策費が負担になることもあり、この日までに少なくとも31自治体が事前合宿や交流事業での選手受け入れを断念したことも分かっている。

 米国チームは“五輪の顔”と言える存在。その選手団が不安を示した事実は他国の参加意思に影響を及ぼす恐れがある。大会組織委員会の橋本聖子会長は「安心、安全を提供するには自粛や管理体制が厳しくなることもある」と述べ、「自治体の状況に応じて連携を取りたい」と語った。

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