ウィザーズ痛恨の逆転負け 4Q途中13点のリードを守れず 八村は11得点

[ 2021年5月13日 10:41 ]

八村をかわしてシュートに持ち込むホークスのヤング(AP)
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 NBA東地区10位のウィザーズは12日、敵地アトランタ(ジョージア州)で4位のホークスと対戦。1点差で敗れた10日に続いて116―120(前半59―56)で星を落とし「プレー・イン・トーナメント」進出のマジックナンバー(対象は29勝40敗のブルズ)は「1」のまま残り2試合(キャバリアーズとホーネッツ)を迎えることになった。

 ウィザーズは第4Qの序盤で13点をリードしたが、残り4分25秒と3分52秒でラウル・ネト(28)が犯した反則がいずれもホークスの3点プレーにつながって流れが変わった。116―114で迎えた残り24・4秒、ホークスのジョン・コリンズ(23)に左のコーナーから3点シュートを決められて立場が逆転。その後も逆転、もしくは同点のチャンスがあったもののダビス・バターンズ(28)とイッシュ・スミス(32)の放った計3本の3点シュートはすべて外れ、ラッセル・ウエストブルック(32)が試みたレイアップもリングに嫌われた。

 八村塁(23)は30分出場してフィールドゴール(FG)を11本中本(うち3点シュートは2本中1本)決めて8試合連続の2ケタとなる11得点と6リバウンド、3アシストをマーク。しかし第4Qの大詰めで出番はなかった。

 得点部門2位のブラドリー・ビール(27)は太腿の故障で2試合連続で欠場。トリプルダブルの歴代最多記録(182回)を樹立したウエストブルックは34得点、5リバウンド、15アシスト。6試合連続で個人成績に2ケタの数字を並べることはできなかった。シーズン途中でブルズから加入してきたセンターのダニエル・ギャフォード(22)は途中出場ながら第3Qの10得点を含めて16得点と奮闘したがあと一歩およばなかった。

 ホークスは39勝31敗。10日のこのカードで36得点を挙げたトレイ・ヤング(22)が33得点を稼ぎ、2試合を残して4季ぶりのプレーオフ進出が確定した。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場7分9秒=4得点)
(1)43秒・セカンドチャンスで正面からのドライブ。ボグダノビッチとの1対1を制して左手でレイアップ=〇
(2)1分16秒・正面フリースローライン付近からジャンプシュート=×
(3)4分11秒・ペイント内でコリンズにマークされながら無理な体勢からシュート=×
(4)4分24秒・レンのスティールからの速攻で左サイドを疾走。左手でレイアップ=〇
 ▼第2Q(出場9分31秒=5得点)
(5)6分0秒・正面からのドライブで左手でレイアップ。コリンズのゴールテンディングで得点=〇
(6)7分23秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(7)7分42秒・ディフェンス・リバウンドからワンマン速攻。正面からレイアップに持ち込むもコリンズにブロックされる=×
 ▼第3Q(出場12分=2得点)
(8)1分43秒・正面からジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(9)3分7秒・速攻からゴール下。ボグダノビッチにブロックされる=×
(10)11分4秒・左エルボーからジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場1分43秒)
(11)4分27秒・左サイドから3点シュート=×

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