稲見萌寧は東京五輪代表争い激化も「上げたいからこそ、目の前の試合を…」 ほけんの窓口L

[ 2021年5月13日 18:08 ]

<ほけんの窓口レディース>9番、ティーショットを放つ稲見萌檸(撮影・中村達也)
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 女子ゴルフのほけんの窓口レディースは14日から3日間、福岡県の福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で行われる。大会初出場の稲見萌寧(21=都築電気)が13日、公式会見に出席し「全体的にコースが狭いという印象です。グリーンも小さく見えたりがあるので、ピン位置によってティーショットをどこに打つか決めていきたいと思います」と戦略を口にした。

 稲見はここまでの今年10試合で、すでに4勝。前週の国内メジャー、ワールド・サロンパス・カップでも2位に入り、世界ランキングは4つ上げて28位に浮上した。現在は日本勢4番手。2番手の古江彩佳は25位、3番手の渋野日向子は26位と原則2枠の東京五輪代表争いは激しさを増す。「オリンピックに出たい気持ちはありますけど、そこをメインには考えていないので、目の前の1試合1試合で成績を残して結果的に上に行けたら。(ランクを)上げたいからこそ、目の前の試合を頑張るという感じです」と語る。

 もう一つのランキング、賞金ランキングでは現在2位。トップに立つ小祝さくら(23=ニトリ)とは約1600万円差だ。今大会の優勝賞金は2160万円で、小祝の順位次第では逆転の可能性もある。それでも「これが(シーズンの)最後の方だったら気にすると思いますけど、まだ始まったばかりなので気にしないです」と稲見。あくまでも、目の前の試合に集中する。

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2021年5月13日のニュース