笹生優花“飛ばした”3差8位発進 平均飛距離288ヤード「初日は良いスコアで終われただけ」

[ 2021年4月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ANAインスピレーション 第1日 ( 2021年4月1日    カリフォルニア州ミッションヒルズCC=6865ヤード、パー72 )

第1ラウンド、16番でティーショットを放つ笹生優花
Photo By 共同

 海外メジャー今季初戦が開幕し、大会初出場の笹生優花(19=ICTSI)が持ち前の飛距離を武器に4バーディー、1ボギーの69で回り、8位の好スタートを切った。首位とは3打差。渋野日向子(22=サントリー)は2バーディー、2ボギーの72で49位、畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は75で93位と出遅れた。66をマークしたパティ・タバタナキット(21=タイ)が首位に立った。

 初挑戦の大会で、19歳の笹生が実力を発揮した。上位でのプレーに、普通ならリーダーボードが気になってもおかしくない状況だが「今、見る必要はないかな」とサラリ。持ち前の飛距離に加え、ぶれないメンタル。それが、メジャー初優勝を視界に捉える好発進につながった。

 インから出ると531ヤードの18番パー5で、残り200ヤードの2打目でグリーンを捉える。イーグルパットこそ外したが、楽々と3つ目のバーディー。521ヤードの2番パー5でも2オンしてスコアを伸ばした。平均飛距離は大会出場119人中12位の288ヤード。1Wを使う場面が多いコースで武器になった。

 19年のジュニア大会に出場経験はあるが本大会は初めて。朝は「緊張した」というが、午前7時10分のスタートでまだ暗い中で練習して自らのスイングだけに集中。「暗いからショットが見えなくて。でも、見えないからよかったのかも」。初の大舞台も、平常心でスタートを切った。

 本格参戦1年目の昨年に日本ツアー2勝。ゴルフを始めた8歳から、毎朝5時に両足に重りをつけてランニングでゴルフ場に向かうなど鍛えた下半身がパワーの源だ。師事する尾崎将司に「あれだけパワフルなスイングができる女子プロはいなかった」と言わせる大器。世界最高峰の舞台でも、引けを取らない飛距離を披露した。

 将来的な目標は「世界一」。アマ時代を含めて3度目となるメジャーは憧れの舞台だが、“新世紀世代”の19歳は冷静に言う。「どこにいても、自分はゴルフができればうれしい。初日は良いスコアで終われただけ。凄く良かったとは思いたくない」。いつも通りゴルフを楽しむ。その先に、結果がついてくる。

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