NFLドルフィンズのQBがコロナ感染で最終戦を欠場 地元フロリダは最多感染者

[ 2021年1月1日 06:55 ]

コロナ感染で最終戦に出場できなくなったドルフィンズのフィッツパトリック(AP)
Photo By AP

 3日の最終週にプレーオフ出場がかかっているNFLドルフィンズで今季7試合に先発(4勝3敗)していたハーバード大出身のQB、ライアン・フィッツパトリック(38)が30日のチーム練習に参加したあとに新型コロナウイルスに感染していたことが判明。ここまで10勝5敗でAFC東地区2位のドルフィンズは、敵地バファロー(ニューヨーク州)で行われる3日のビルズ(同地区1位=12勝3敗)に勝って、さらに10勝5敗で並んでいるブラウンズ、レイブンズ、コルツのいずれかが負ければ4季ぶりのプレーオフ進出が決まるが、ドラフト全体5番目に指名されたアラバマ大出身の新人QBテュア・タンゴバイローア(22)の“リリーフ役”としても今季2回こなしているオフェンスの軸を欠いての一戦となる。

 フィッツパトリックは2005年のドラフトで7巡目(全体250番目)にラムズに指名されてNFL入り。ベンガルズ、ビルズ、タイタンズ、テキサンズ、ジェッツ、バッカニアーズを経て2019年にドルフィンズに移籍。通算164試合に出場して今季が15シーズン目だが、まだプレーオフに出場した経験はない。

 チーム側はフィッツパトリックの離脱を受けて、ライオンズ時代の2017年に3試合だけ出場歴のあるジェイク・ラドック(27)と契約してビルズ戦の控えQBを確保。同じく最終戦にプレーオフ切符がかかっているブラウンズでも9選手が感染者リスト(濃厚接触者を含む)に入っており、NFLはシーズン終盤を迎えてきびしい状況と直面している。

 なおドルフィンズの本拠地マイアミがあるフロリダ州では12月28日から4日連続で新型コロナの新規感染者が1万人を突破。2020年最後の日となった31日には過去最高の1万7192人の感染が判明し、少なくとも127人の死亡が確認されている。

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2021年1月1日のニュース