34歳の佐藤悠基が14人抜きで区間賞 2年ぶり出場に「戻ってこられてうれしい」

[ 2021年1月1日 18:05 ]

第65回全日本実業団対抗駅伝「ニューイヤー駅伝」(スポニチ後援) ( 2021年1月1日    群馬県庁発着の7区間100キロ )

4区で区間賞を獲得したSGホールディングスグループの佐藤悠基
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 各チームのエースが集った最長区間の4区(22・4キロ)は、12年ロンドン五輪代表の佐藤悠基(34=SGホールディングス)が1時間4分0秒の14人抜きの快走で区間賞を獲得した。

 20位でたすきを受けると、「ちょうど良い間隔で前の選手がいてくれたので、追いかけて休んで、追いかけて休んで。自分のペースで走れた」と着実に背中を抜いていった。井上大仁(三菱重工)が持つ区間記録まであと3秒の好タイムでチームを6位に押し上げ、「3秒っていうのは終わってから知った。もうちょっと頑張っておけば良かったかな、もったいないことした」と苦笑いで振り返った。

 昨年11月に日清食品からSGホールディングスに移籍。ニューイヤー駅伝は2年ぶりの出場となり「去年1年しか休んでいないけど、年末年始は暇だったので。やっぱりピリピリした感じで年末を迎えて朝起きるのが自分には合っている。戻って来られてうれしい」と感慨深げだ。新天地ではアドバイザーの役割も担っており、「アドバイスをするからには結果も出さないといけないと、常に意識をするようになった」と向上心は尽きない。ベテランの域に入ってなお若手から刺激を受け、成長を続ける34歳は「この場を与えてくれたチームに恩返ししていかないといけない」と誓った。

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