秋田工 反撃遅く16度目Vは夢散 ハーフタイムで修正、後半は互角の展開も

[ 2021年1月1日 15:00 ]

第100回全国高校ラグビー大会3回戦   秋田工21―38大阪朝鮮 ( 2021年1月1日    花園ラグビー場 )

花園ラグビー場
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 花園通算134勝の秋田工は、反撃が遅かった。

 前半は大阪朝鮮高の激しいディフェンスの前に思うような攻撃が仕掛けられず0―19とリードを許した。ハーフタイムの円陣。CTB川瀬翔太主将は「ディフェンスがちぐはぐ。伝統の低いタックルをしよう」と仲間を鼓舞した。

 その言葉にフィフティーンも応えた。力強いコンタクトを思い出すと、自然と攻撃にもリズムが出た。後半1分、ゴール前ラックの展開からSH柴田竜成がインゴールに飛び込んだ。後半は大阪朝鮮と互角の3トライを奪った。後半だけなら21―19としたが、前半の失点が痛く、93回大会(2013年度)以来の準々決勝進出を逃した。史上最多を更新する16度目の優勝も、次回へ持ち越しとなった。

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2021年1月1日のニュース