服部勇馬 5区で区間賞、福岡国際欠場の影響なし それでも「本来の走りからはほど遠い」

[ 2021年1月1日 16:24 ]

第65回全日本実業団対抗駅伝「ニューイヤー駅伝」(スポニチ後援) ( 2021年1月1日    群馬県庁発着の7区間100キロ )

4区の窪田忍(左)からたすきを受け、走りだすトヨタ自動車・服部勇馬
Photo By 共同

 東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(27=トヨタ自動車)が5区で46分23秒の区間賞をマークした。昨年12月の福岡国際マラソン欠場の原因となった右ふくらはぎ痛の影響を感じさせない走りに「故障からやれる限りのことをやって獲った区間賞は価値のある結果だと思う」と振り返った。

 4区の窪田忍からトップと52秒差でたすきを受け取った。「行くしかない状況だったので、後先考えずに行ってしまえという感じだった」と快足を飛ばした。順位を3位に上げたが、目標タイムで走れば富士通を逆転できていたといい「個人の走りとしては20~30点。本来の走りからはほど遠かった」と反省した。ただ、佐藤敏信監督は「駅伝に出られるぎりぎりだった。完全じゃないけれど走ってくれた」とエースの踏ん張りを称えていた。

 コロナ禍の収束の見通しが立たない中で勝負の21年を迎える。服部は「前進していく姿を応援してくれる人に感じてほしい。戦う姿を前面に出したい」と意気込んでいた。

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2021年1月1日のニュース