石見智翠館 “金星”逃した 東福岡に逆転負け 安藤監督「トライ数は同じ。勝負では負けていなかった」

[ 2021年1月1日 13:34 ]

第100回全国高校ラグビー大会3回戦   石見智翠館26―28東福岡 ( 2021年1月1日    花園ラグビー場 )

花園ラグビー場
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 逃した獲物は大きかった。石見智翠館(島根)が、優勝候補の東福岡(福岡第1)に対し、後半29分まで5点リードを奪いながら、最後は地力の差を見せつけられ26―28と逆転負けした。

 前半4分、No・8グアイニ優人のトライで先制。同点の同14分にはFB上ノ坊駿介、17分にはWTB松田陸空がインターセプトで連続トライを奪うなど前半を19―7と折り返した。

 しかし、後半6分にトライを返されるとジリジリと追い上げられた。CTB松本壮馬主将は「後半の1本目のトライで流れを変えられた」と悔やんだ。

 さらに5点リードで迎えた20分過ぎ。敵陣ゴール前、右中間25メートル付近でペナルティーを得るも、PGを狙わずラインアウトで勝負に。松本主将とFWとの話し合いで「PGの選択もありましたが、FWのモールに自信があったので、ラインアウトを選択しました」。結果は無得点。安藤哲治監督は「何とも悔しい。ショットの選択もあったのですが…」。難しい判断だった。

 ただ、攻守の好プレーは後輩たちに引き継がれるはず。安藤監督は「トライ数は同じ。勝負では負けていなかったと思います。この2点差を次につなげていきたい」と前を向いた。

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2021年1月1日のニュース