羽生 新年の願い「皆さんに早く平穏を」 スケート連盟ツイッター“大トリ”登場

[ 2021年1月1日 05:30 ]

新年への思いを語った羽生結弦(日本スケート連盟ツイッターから)

 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)が31日、日本スケート連盟の公式ツイッターアカウントに登場し、新年への願いを口にした。30日から同アカウントが行う年越しのカウントダウン企画で多くの選手のメッセージを動画で紹介しており、羽生は午後11時30分に大トリで登場。1分2秒の動画には、羽生らしい温かい言葉が詰まっていた。

 「2021年は、本当に20年が凄く凄く大変な年だったと思うので、なるべく皆さんに早く平穏が訪れることと、僕自身も少しでも皆さんの役に立ったりとか、もちろん自分自身もしっかり成長した一年にしたいなというふうに思います」

 世界中がコロナ禍の影響を受けた20年。昨季3月の世界選手権が中止となり、今季のGPシリーズは安全面などを考慮して欠場を決断した。コーチ不在で不安な時期もあり「暗闇の底に落ちていくような感覚があった」と明かしている。今季初戦となった12月の全日本選手権ではリモートで振り付けた2曲を演じ、5年ぶり5回目の優勝を果たした。

 コロナ下の状況で先行きは不透明だが、3月には北京五輪の枠取りの懸かる世界選手権(ストックホルム)を控える。究極の目標である4回転半ジャンプ成功へのプロジェクトも進む。「応援ありがとうございました。佳(よ)き年になりますように」。20年最後に発した感謝の思いを胸に、羽生の新たな戦いが始まる。

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