前回王者の桐蔭学園 圧勝劇で6大会連続の準々決勝へ 仙台育英の丹野監督は勇退へ

[ 2021年1月1日 13:10 ]

第100回全国高校ラグビー大会3回戦   桐蔭学園53-3仙台育英 ( 2021年1月1日    花園ラグビー場 )

花園ラグビー場
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 前回大会優勝の桐蔭学園(神奈川)が、53-3の圧勝劇で、仙台育英(宮城)を破り、95回大会(2015年度)から6大会連続で準々決勝進出を決めた。

 桐蔭学園は前半10分に、キックパスをインゴールでキャッチした1年生FB矢崎由高がそのまま抑え込んで先制トライ。その後、16、19分とトライを奪うと、後半1分のロック青木恵斗のトライを皮切りに、後半だけで5トライを奪取。攻守で段違いの強さを見せ、2大会連続の優勝へも視界良好となった。

 仙台育英は前半13分にPGを返すのが精いっぱいで、86回大会(2006年度)以来の準々決勝進出はならなかった。仙台育英の丹野博太監督は今大会限りでの勇退が決まっており、「いや~、強い。敗因は全部です。これで仙台育英のラグビーが終わる訳ではない。(後任の)ニールソン(武蓮傳)がまた、楽しいチームをつくってくれると思います」と夢を託した。

 桐蔭学園・藤原秀之監督は、日体大の2年後輩。藤原監督は、対戦前に「1年間部屋も一緒ですごくお世話になった。試合をやれることになって光栄に思う」と話していたが、今回は後輩に花を持たせた格好となった。

 ▼桐蔭学園・青木恵斗主将「前の試合くらいから調子も挙がってきているので、このまま準々決勝も上げていきたい。前の試合はアタックのテンポが悪かった。その反省を生かして臨めたのがよかったと思います」

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2021年1月1日のニュース