コロナ渦のスティーラーズが開幕9連勝 カージナルスは「ヘイル・メアリー」で逆転勝ち

[ 2020年11月16日 13:20 ]

「9-0」と書かれたサインボードを掲げるスティーラーズのファン(AP)
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 NFLは15日に各地で第10週の12試合を行い、前週に4選手が濃厚接触者として新型コロナウイルスの感染者リストに登録されたスティーラーズは地元ピッツバーグ(ペンシルベニア州)でベンガルズを36―10(前半22―7)で下して開幕9連勝。リスト入りしていた1人で、チーム練習に参加できなかったQBベン・ロスリスバーガー(38)がともに今季自己最多となる333ヤードと4TDをパスで稼いでリーグ唯一の全勝を守った。

 ベンガルズは2勝1分け6敗。ドラフト全体トップで指名されたQBジョー・バーロウ(23)のパス成功は40回中21回にとどまり、4度のサックを浴びてここ5試合で4敗目を喫した。

 地元グレンデール(アリゾナ州)でAFC東地区首位のビルズと顔を合わせたカージナルスは敗色濃厚だったが、残り2秒、QBカイラー・マーリー(23)がロールアウトしながら“ヘイル・メアリー”による43ヤードのパスをエンドゾーンに向かって投げ込み、これをWRディアンドレ・ホプキンス(28)が3人のマークを振り切って見事にキャッチ。32―30(前半9―16)で試合をひっくり返して今季の成績を6勝3敗とした。

 新人QB同士の対決となった一戦はドラフト全体5番目に指名されたテュア・タンゴバイローア(23)を擁するドルフィンズが地元マイアミ(フロリダ州)で、チャージャーズを29―21(前半17―7)で退けて6勝3敗。タンゴバイローアはサックされることなく2つのTDパスをマークしてチームの5連勝に貢献した。

 チャージャーズは3連敗で2勝7敗。全体6番目に指名されたジャスティン・ハーバート(22)も2つのTDを記録したが勝利にはつながらなかった。

 バッカニアーズは敵地シャーロット(ノースカロライナ州)でパンサーズを46―23(前半17―17)で下して7勝3敗。QBトム・ブレイディー(43)は39回中28回のパスを通して341ヤード、3TDを稼ぎ、チームはここ5戦で4勝目を挙げた。

 ▼12日
コルツ(6勝3敗)34―17*タイタンズ(6勝3敗)

 ▼15日
*ブラウンズ(6勝3敗)10―7テキサンズ(2勝7敗)
*ライオンズ(4勝5敗)30―27ワシントンFC(2勝7敗)
*パッカーズ(7勝2敗)24―20ジャガーズ(1勝8敗)
*ジャイアンツ(3勝7敗)27―17イーグルス(3勝1分け5敗)
バッカニアーズ(7勝3敗)46―23*パンサーズ(3勝7敗)
*レイダース(6勝3敗)37―12ブロンコス(3勝6敗)
*ドルフィンズ(6勝3敗)29―21チャージャーズ(2勝7敗)
*カージナルス(6勝3敗)32―30ビルズ(7勝3敗)
*ラムズ(6勝3敗)23―16シーホークス
*セインツ(7勝2敗)27―13 49ers(4勝6敗)
*スティーラーズ(9勝)36―10ベンガルズ(2勝1分け6敗)
*ペイトリオッツ(4勝5敗)23―17レイブンズ(6勝3敗)

 *はホームチーム

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