IOCバッハ会長「日本国民も守る」 海外からの東京五輪参加者にワクチン接種呼びかけ

[ 2020年11月16日 17:09 ]

「五輪オーダー」授与式でスピーチするIOCのバッハ会長
Photo By 代表撮影

 来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が16日夕、都内で開かれたIOC、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会の合同プロジェクトレビューに出席した。

 来夏へ延期となった東京大会の準備状況を確認する会議の冒頭、バッハ会長は「我々は今回、大会が来年、成功裏に行われることへのフルコミットメントを表明するために来た」とあいさつ。「来年は相応の観客を競技場に入れられるものと思っている。(大会が開幕する)9カ月後には迅速なコロナ検査が可能になるだろう。ワクチンの開発もできているのではないか」と期待し、「海外からの参加者はワクチンを接種した上で参加してもらえるようにしたい。我々は日本国民を尊重するために、そういう措置を取る。参加者だけでなく、国民も守ろうとしていることを信じてもらいたい。海外からの観客もワクチンを接種してから来てほしい」と訴えた。

 会議にはIOC東京五輪調整委員会のジョン・コーツ委員長、リモート形式でIPCのアンドリュー・パーソンズ会長らも参加。バッハ会長の来日は昨年7月以来で、組織委の森喜朗会長は「久しぶりに直で見ることができた。テレビ(の画面)に映るものでなく、本物と話せるのはうれしい」と歓迎した。

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2020年11月16日のニュース