男子は東福岡が10年連続優勝 逆転Vに藤元監督「下級生にいい経験」

[ 2020年11月15日 05:30 ]

第73回全日本バレーボール高校選手権・福岡県代表決定戦 ( 2020年11月14日    福岡市民体育館 )

優勝インタビューに答える東福岡のエース・柳北
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 男女決勝が行われ、ともにフルセットの大激戦の末に、男子は東福岡が九州産に勝ち10年連続12回目、女子は誠修が北九州を退けて2年連続18回目の優勝を飾った。両チームは来年1月5日に東京で開催予定の全国大会(春高バレー)に福岡県代表として出場し、全国の舞台で頂点を目指す。

 成長したエースが、東福岡を逆転勝利に導いた。第1セットを先取。しかし第2、3セットを落とし、後がなくなった第4セット。「コートの中で3年生は自分だけ。自分が決めて引っ張らないと」。柳北悠李(3年)の顔つきが変わった。苦しい場面で必ず自分に上がってくるトスを相手コートに叩き込んだ。そして1メートル92の高さを生かしたブロックも要所で決め得点を量産した。

 1年生から全国の舞台を踏むものの、力を出せずに悔し涙に暮れていた姿は、もうない。ひ弱さを指摘してきた藤元聡一監督も、「3年生らしいところが見えた」とこの日の活躍を称賛した。

 柳北以外は全員が下級生。指揮官は「苦しい展開になったが下級生にいい経験になった」と成長を期待した。柳北も「目標は日本一。自分が引っ張って全国大会でも1、2年生に楽をさせてあげたい」。ソフトバンクの大黒柱、柳田悠岐(やなぎたゆうき)とは読み方は2文字違い。ヒガシの大黒柱「やなきたゆうり」も日本一を目指してコートで暴れる。

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2020年11月15日のニュース